薬泗洞堤防遺跡展示館
蔚山全新的景点—‘蔚山药师洞堤防遗址展馆
蔚山広域市中区薬泗洞にある蔚山薬泗洞堤防(史跡第528号)は、三国時代末から統一新羅時代の初め(6~7世紀)に築造された古代の水利施設です。金堤碧骨堤など他の古代水利遺跡とは異なり、発掘によって築造時期や技法などが初めて明らかになった遺跡という点で、特別な意味があります。
2010年に初めて発見された薬泗洞堤防は、薬泗川上流の谷の両丘陵の尾根部を連結して築造された形態で、学界の関心を集めました。2年間余りに渡って行われた発掘調査では、堤防の断面を完全に掘削して築造方法を調べ、単に土だけで築かれたのではなく、現代のダムのように非常に複雑な構造となっていることが確認されました。加工された基礎地盤の上に粘度の高いシルト層や貝殻類を敷き、葉の付いた細い枝を用いた敷葉工法など、古代の土木技法が使用されており、学術的価値が高いものと評価されました。新羅時代の人々が太和江の下流で採集した牡蠣の殻を利用して堤防を作り、炭酸カルシウムと水分の結合により土をしっかり固めていた様子を想像してみると、大変興味深く感じられます。
薬泗洞堤防遺跡展示館は、蔚山の新たな観光スポットで、巨大な堤防遺跡の実物を見ることができます。堤防遺跡の断面を切りとった台形の堤防の盛土層が展示場の一面に広がり、独特の雰囲気が伝わってきます。
- * 営業時間:09:00 ~ 18:00
- * 入場料:無料
- * その他:解説者プログラムあり(予約をおすすめします)
- * 定休日:月曜日
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住所ウルサン チュング ジョンガ14ギル 22-28
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お問い合わせ052-285-3928
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紹介蔚山の新たな観光スポット「蔚山薬泗洞堤防遺跡展示館」













